犬の胃拡張-胃捻転症候群の危険因子

 インターネットによる犬の胃拡張-胃捻転症候群の危険因子の調査によると、食事後他の犬と遊んだり、食事に魚や卵を含むサプリメントを与えていたり、室内と室外で生活している時間が同じである犬の方が病気のリスクが低いとのことでした。

 犬の胃拡張-胃捻転症候群は救急疾患で、大型犬や胸の深い犬で発生が多く、小型犬や猫では稀です。症状としては腹部の膨満、呼吸困難やよだれがでたりします。ショック状態になることもあり、心拍数の増加や口腔粘膜の蒼白などもみられることがあります。

 いままでは運動が胃拡張-胃捻転症候群の要因の1つとも考えられていたので、食後は運動制限をしたほうがよいといわれていました。いずれにせよ、犬になるべくストレスを与えないようにすることが予防につながるということでしょうか。

 

参考文献

Journal of the American Veterinary Medical Association

June 15, 2012, Vol. 240, No. 12, Pages 1456-1462